3D CAD on VDI

3D CADには必要不可⽋とされていたグラフィックボードの仮想化により、3D CADの使⽤環境の可能性を広げるソリューションです。クライアント端末管理コスト削減・セキュリティ強化を実現します。

こんな方におすすめ

  • いつも使っている環境を持ち歩きたい
  • 使用端末が限定されない設備がほしい
  • クライアント端末のメンテナンス管理工数を削減したい

概要

仮想テスクトップ(VDI)とは、仮想サーバー環境上にOS やアプリケーションを稼働させ、操作をしているPC 端末に、インターネットを経由し画面情報を転送する技術のことを指します。仮想サーバー環境より、デスクトップ画面が転送されているため、データが端末に残ることがなく、情報流出などの危険を軽減することができます。メンテナンスはマスターイメージを管理すればよいのでPC の端末管理工数の削減になります。
一般的に CATIA のような3 次元CAD を動作させるには、3 次元CAD に対応した高パフォーマンスの グラフィック能力を持つグラフィック・カードが必要になります。このため開発環境における仮想クライアント化が進まない要因になっていましたが、最新の技術により 仮想クライアントに割り当てられる仮想化用のグラフィックが開発され、仮想デスクトップ上で 3 次元CAD を動作するようになりました。
これが 3D CAD on VDI ソリューション です。

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3D CAD on VDI ソリューション」を、安全性を確保しつつ、インターネットの利便性を両立させることにも成功しました

外部からの接続に「簡単でセキュアなリモート・アクセス用のゲートウェイ」を用意しています。接続ユーザーごとに接続ポリシーの設定や接続時間の設定が行え、重要なデータであっても、より安全に配慮しつつ、インターネット経由での仮想デスクトップを提供しています。

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特長

1. 場所の制限:自分の使う端末のある場所に移動して仕事をする

自席に戻ってメールのチェック。「あっ、そういえば!」ちょっとした間がインスピレーションを逃しています。設計も一段落。解析に必要な資料を集めて解析ルームへ。膨大な資料の移動は貴重な時間を無駄にしています。レビュー会議の最中「新しいデザインは?」。最新データのコピーを持った頃には既に違う話題になっています。

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2. 端末の制限: 役割、業務に応じた端末が存在する

大規模アセンブリーを操作するには高機能な端末が必要!一番重い業務に合わせた端末導入は無駄です。デザイン用に一回り大きなモニターを用意。大型モニターは置く場所の確保も必要になります。明日から部品図バラシ。使える端末が足らない!役割違いの端末を転用するにも工数が掛かります。

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3. 距離の制限: いつも使っている環境を持ち歩きたい

出張用のノートPC にデータをコピー。客先で会議を行う頃には既に最新ではないかもしれません。外出後に新しくモデルが修正。大容量のデータを送る仕組みを準備しなければなりません。海外出張の準備も万端!でも、重要なデータを持ち出すにはリスクが高まります。バイヤーへの製品紹介。別のカラーリングを好まれたとき、すぐに要求に応えなければ商談を失います。3D CAD の稼働スペックを満たすノートPC の確保は大変だし、ライセンスの割り当ても必要になります。

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