1983年の創業以来、ダッソー・システムズの製品販売と技術支援サービスを中心に日本と中国で事業活動を行ってまいりました。 ビジネスは、「3Dソフトをどう効率的に使うか」から、「製品開発プロセス全般のデータ活用による経営貢献」へと変わりつつあります。2016年より販売を開始したMarkforged製3Dプリンタは、複合材料や金属を使って軽量化を求められている自動車、航空機、ドローン、ロボットなど幅広い分野で確実に受け入れられています。
一方、医療分野では外科手術シミュレーションシステムFasoLabを上市しています。ダビンチに代表されるロボット支援手術など難易度の高い鏡視下手術での優れた日本の手技や安全使用訓練で運用されています。日本の製造業でのデジタルモノづくり、プロセス改革の経験が、役立ち、期待されていると感じております。モノづくりと医療、貫かれているのは3Dデジタル技術とプロセスの可視化、そして課題解決アプローチです。
2018年には、宇都宮市にエンジニアリングセンターをオープンいたしました。委託サービスの拠点として、設計支援、3Dプリンタによる試作サービスを拡充してまいります。創業からの協力会社、平和産業株式会社の航空機部品加工工場と同じ敷地で、ITを駆使したモノづくり実践の場をご覧いただけるようになりました。
今後もデジタルエンジニアリング技術と業務知見を大切にし、パートナーの皆様とのチームワークでお客さまの事業に貢献してまいります。
株式会社ファソテック 代表取締役社長
竹内 淳一